【書籍レビュー】第3章 住宅ローンとの出合い_自宅は住居付き収益物件を買いなさい 住宅ローンで不動産投資を行う方法

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タイトル:自宅は住居付き収益物件を買いなさい⑤

引き続き、本書「自宅は住居付き収益物件を買いなさい 住宅ローンで不動産投資を行う方法」の第3章の内容を見ていきたいと思います。

【第3章 住宅ローンとの出合い】

・住宅ローンは融資承認がおりやすい

【概要】

不動産投資用ローンの融資が銀行からおりず途方に暮れていた真は、たまたま目に入った新築のモデルルームの見学に行きます。

そこで、営業担当から投資用のローンではなく、住宅ローンであれば、今の真の属性で問題なく融資が下りることを告げられます。

【感想】

不動産投資ローンよりも住宅ローンの方が通りやすく更に金利も圧倒的に低いことは結構知られていることかと思っておりましたが、意外と知らない方も多いようです。

個人的には、労働収入からの返済原資しかない住宅ローンよりも、家賃収入+労働収入という2つの返済原資がある不動産投資ローンの方が、ローンが通りやすく金利も低くてもよいのではないかと思いますが、今の銀行融資はそうはなっておりません。この部分に関しては、第4章に理由が書かれています。

また、日本人は自宅のローンだけはしっかり返済し自宅を守ろうとすること(幼少期から植え付けられた持ち家信仰)、政府が景気刺激策として不動産市場を活況にするため住宅ローンに関しては積極的に融資をするよう銀行に働きかけていること等も理由でしょうか。

いずれにせよ、住宅ローンは働いていれば(金額の多寡はありますが)融資が通るということが多いように思います。

・投資ローンではなくて住宅ローンが狙い目

【概要】

真は営業担当者の話がにわかには信じられなかったものの、興味を持ったので話を聞くことにしました。

話を聞くうちに真は、自分が不動産投資を行うには住宅ローンを利用すればよいのかもしれないと気付きます。この気付きを元に、次章以降、真は銀行訪問を繰り返すこととなります。

【感想】

2018年の今でこそ、賃貸併用住宅に関して広く知られるようになっていますが、2011年にはまだまだ知られていない投資法だったのではないかと思います。

またこのような住宅ローンの使い方についても、それ程詳しくは知られていない状態だったと思います。そういう観点から行くと、この時代にこのことに気付き、投資を開始していたことはすごいことだと思います。

当時は、物件価格は今ほど高くなかったかと思いますが、アパートローンの融資の蛇口が閉まっていたことを考えると、この時期に住宅ローンで不動産投資を開始するのは結構得策だと今思いますね。

当然今の時代でも、賃貸併用住宅については守りの不動産投資としては優秀な投資法だと僕は思っています。

次回は、第4章 銀行の住宅ローン概要を調べてみるを見たいと思います。

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