ではまず、本書「自宅は住居付き収益物件を買いなさい 住宅ローンで不動産投資を行う方法」のプロローグの内容を見ていきたいと思います。
【プロローグ フリーター、不動産投資に出会う】
・不安定で単調な日々からの別れ。同窓会の知らせ
【概要】
主人公の星は、派遣社員として働いています。毎日、会社と自宅の往復だけの生活、職場での唯一の息抜きは毎日違うお店にランチに行き、500円以内で食べることという、単調で出口の見えない人生を送っている若者です。
星が幸せと感じるときは、給与明細を見るときと、早く帰宅できるとき、そのことから星は自分の理想の生活が、ある程度の収入を確保しながら、時間がある生活を送りたいと気付きます。しかし、どのようにしたらこの理想の生活を手に入れられるかわからず、結局単調な日々を繰り返していました。
そんなある日、学生時代の同窓会のお知らせが届きます。気分転換という名目で自分を納得させ、学生時代の同窓会に参加する事を決意しました。
【感想】
タイトルは「不安定で単調な日々からの別れ。」ですが、内容としては星の現状と同窓会のお知らせがあったことを書いてあります。
やっぱり一番共感したのは、「自分の理想の生活が、ある程度の収入を確保しながら、時間がある生活を送りたい」という所ですかね~。
派遣社員はもとより、正社員であっても多くの人が出来ればこうなりたいと思っているんじゃないでしょうか。
当然僕もこうなりたいです!
にも拘わらず、日本は学校でお金についての教育を全くと言っていいほど行いませんから、いったい何をどうすれば良いのか、本当にわからない人が多いと思います。
酷い言い方かもしれませんが、社畜を多く作るために、日本の資本家層が敢えて学校教育では教えないようにしているのではないか、とさえ勘ぐってしますね。
・懐かしい親友との再会
【概要】
同窓会に行った星は、学生時代一番の親友であった真と再会します。実は今回の同窓会への参加は、真に会うためだったようです。
お互いの近況報告をすると、二人ともフリーターであることが判明します。
これから僕たちはどうなってしまうんだろうと不安を打ち明ける星に対し、真は別の仕事があるからそれ程不安はないと回答、その別の仕事というのは、不動産投資による家賃収入でした。真は20代の頃から不動産投資を始めていました。
真は星に訪ねます。「星は俺の話に興味があるかい?」と。
【感想】
星と真、学生時代大の仲良しで、いつも一緒だった2人。
2人とも大人になり現在の仕事はフリーターであるにも関わらず、1人は将来に不安を抱え、もう1人は将来への不安はそれほどないという、対照的な心境が描かれています。
次の章のタイトルでもありますが、やはり労働所得だけでなく不労所得があるのは、この不安定な時代に強いですよね。
・僕の労働所得と親友の不労所得
【概要】
真の話を聞いた星は、今の自分と真との違いに驚愕します。
既に自宅を保有していること、そのため家賃の支払いがないこと、毎月家賃収入として30万円の収入があること、そのためフリーターをしていても将来に不安がないこと等、にわかには信じられないことの連続でした。
星は真の話に夢中になり、そして真が行った手法について、教えてもらうことになります。
【感想】
本書のタイトルや、ここまで記事を読んで頂いた方はもうお分かりかと思いますが、本書は賃貸併用で自宅を購入することを前提しています。また、対象者は非正規社員や正規社員であっても低賃金で働いている人達です。
既にサラリーマンとしてそこそこの所得を得ている方はもしかすると他の方法を実践されたほうが良いかもしれません。そのことをご承知おきください。ただ、守りの不動産投資として、個人的には賃貸併用住宅は悪くない選択肢なのではないかと思います。
次回は、第1章 不労所得を目指すを見たいと思います。