引き続き、本書「自宅は住居付き収益物件を買いなさい 住宅ローンで不動産投資を行う方法」の第8章の内容を見ていきたいと思います。
目次
【第8章 住宅ローンへの疑問に答える】
・転勤したらどうなるのか?
【概要】
真の話を聞き、ますます住宅ローンについて知りたくなった星は更に質問を続けます。
まずは、転勤になった場合。この場合は銀行、そして担当によって、一括返済を求められる場合と、そうではない場合に分かれるとのことです。
【感想】
転勤時に住宅ローンの一括返済を出来る人は限られているかと思います。
今は転勤後また戻ってきたら、その物件に住むという条件で賃貸に出す、もしくは何も言わずに賃貸に出している人が多いのではないでしょうか?
基本的に毎月返済を行なっていて、大々的にメディアなんかに公表でもしない限り、銀行側は何も言ってこない事が多いかと思います。ただ、もちろんリスクはありますので、その部分はご自身でよく判断して下さいね。
・子ども名義で親へ物件を購入できるのか?
【概要】
子ども名義で親への物件も、銀行や担当によっては検討してくれるようです。
【感想】
銀行融資に関しては、結構支店次第又、さらには担当次第ということがよくあります。
本書にも記載がありますが、支店次第というのはまだわかるものの、担当次第というのは本当に謎ですよね(笑)
たまに不動産会社で、融資に強い事を売りにしている会社がありますが、融通のきく担当をたくさん知っているということが多いようです。
・親名義で子どもへ物件購入できるのか?
【概要】
親名義で子供への物件購入も、銀行や担当によっては可能なようです。
【感想】
こちらも銀行や担当次第ということですね。ただ、親が子供に物件を買う頃には親の年齢が高齢になっているため、収入が低くなっている可能性も高く、それ程大きな額の融資は引けないことが多いとのことです。
・借入額の目安は?
【概要】
借入額の目安については、年収に対する返済比率が30~40%程度の金融機関が多いです。ただ、まれに年収の20倍というような銀行もあるとのことです。
【感想】
所謂皆さんが知っているような普通の銀行は、年収に対する返済比率を見ることが多いような印象を受けます。逆にノンバンク系は年収の20倍などと言った決めになっている所があります。
この辺りは銀行によって、また時代によっても基準がコロコロ変わるので、その時々の状況を良く注視し、自分に有利な融資を得られるようにしたいです。
・住宅ローンを複数引くことは出来るのか?
【概要】
基本的には住宅ローンは1人1本となっていて、特に都市銀行等は2本目を引くことは難しいです。
ただそれ以外の銀行だと、住宅ローンを2本以上引くことも可能で、本書では最大6本引いている人がいるとの話が記載されています。
【感想】
私も不動産投資をしていて不動産会社の方と話をすることがありますが、とにかく最も大変なのは融資を通す事だと言っていました。兎に角融資が通ってしまえば、その後は返済を滞らせなければ銀行からどうこう言われることは殆どないようです。
融資は受けたもの勝ちとまでは言いませんが、やはり借りてしまえばこっちのもんですね。
・余剰金としてお小遣いまで貰って大丈夫なの?
【概要】
真の疑問はまだまだ続きます。
住宅ローンを借りておきながら、収入が入ってくると銀行からアパートローンに変えてくれ、とは言われないのか?という質問です。
【感想】
この部分については一つ前でも述べたように、一度融資したものに対して銀行は後からどうこうは言わないと考えて大丈夫だと思います。
事実、僕も収入を得ていますが、銀行から何も言われていません。
またどうしても不安な場合は住宅ローン返済口座と、家賃の入金口座を分けて別銀行にしてしまえば良いです。これでまず住宅ローンを借りている銀行に収入があることはわかりません。
次回は、第9章① まだまだある、住宅ローンで住居付き収益物件を買うことのメリットを見たいと思います。