さて、前回は(株)西松屋チェーンの株主優待の基本情報を確認しました。
西松屋チェーンはこのブログのメインでもある長期優待株ですので、是非とも長期優待でプラスアルファの優待を受け取りたいですよね。
ただ、1,000円分の優待を獲得するにも、100株で10万以上の投資金額が必要となりますし、5,000円分の優待を獲得するには1,000株で100万円以上の投資資金が必要です。
優待を獲得するために株を買ったものの株価が下落し損をしては元も子もありませんし、加えて何より3年以上の間資金がずっと拘束されるのも、弱小投資家にとっては厳しいものです。
特にIPO投資を並行して行っている方にとっては死活問題ですよね。
ですが実は、ある方法を2つ組み合わせれば、殆どリスクを負わずに、長期優待が獲得できるのです。
株価下落リスクを回避する方法としては、皆さんご存知のつなぎ売りですね。そしてもう一つ、長期優待を獲得する方法ですが、端数(1株)だけ長期で保有するという方法です。
今回の記事では、つなぎ売りをしつつ、さらに長期優待を効率的に獲得できる方法を検討してみたいと思います。
*(株)西松屋チェーン【7545】 株主優待 基本情報 はこちら
つなぎ売り
つなぎ売りについては、本記事では詳しくは述べません。
分からない方は「株主優待 つなぎ売り」や「つなぎ売りとは」なんかでググってください。山ほど記事が出てくるかと思います。
一応簡単に注意点だけ言っておきますと、
②権利落ち日に現渡し(品渡し)にて一般信用での売りポジションを手仕舞いすること
の2点でしょうか。
貸株料を最も安くし資金効率を上げるためにも、権利落ち日で必ず現渡し(品渡し)すること、逆日歩で思わぬ損失を出さないためにも、売りは制度信用ではなく一般信用をオススメします。
ただ人気の優待株に関しては、一瞬で一般信用での売りが出来なくなります(株不足のため)ので早め早めの対応を心掛けてください。管理人もしょっちゅうなくなってから気付きます。。。
ちなみに西松屋チェーンはカブドットコム証券であれば比較的権利付き日近くまで一般信用が残っていましたね(2018年2月)。
長期優待を獲得するためには
(株)西松屋チェーンの長期優待の条件
それでは長期優待を獲得する方法を見ていきましょう。まずは、西松屋チェーンの長期優待の条件を見ていきます。
西松屋チェーンのHPには以下のように記載があります。
まずここから読み取れることとして、
②同一株主番号が必須
③7回以上連続して100株以上の保有株式数の記載または記録が必須
ということになります。
逆に言うと同一株主番号さえ維持できれば、2月20日と8月20日さえ100株以上持ってればいいということになります。
さて、ここで問題になるのはどうすれば同一株主番号を維持できるか?ということです。
同一株主番号を維持するためには
これこそ端数(1株)を持ち続ける、という方法です。
権利確定日にはほふりで名寄せをするので、基本的には1株持ち続けていれば株主番号がかわることはありません。
SBI証券やカブドットコム証券では端数から購入できますので、まず1株購入し、その後2月20日と8月20日の権利確定日(細かく言うと3営業日前の権利付き日ですが)に100株クロスし続けていれば、3年後には長期優待を受けられるはずです。
まとめ
以上、西松屋チェーンの長期優待を殆どリスクなしで手に入れる方法です。
ただ、こちらはまだ確認実験はしておりませんので、現在管理人は確認実験を行っております。
具体的には、
・口座②にて1株保有+2018年2月20日に100株クロス
です。
なぜ2つの口座で確認実験を行っているのかというと、四半期での空クロスが必要かどうか、確認したいからです。一部の企業では、四半期に一度株主名簿を作成しており四半期ごとに100株以上保有しているか確認しているそうです。
もし西松屋チェーンも四半期に一回株主名簿を作成しているとしたら、2月と8月の優待獲得のためのクロス以外にも、5月と11月に100株分の空クロスをしなければなりません。
そのため、口座①では四半期に1回空クロス、口座②では半期に1回通常クロスを行い、西松屋チェーンの長期優待の判定基準を探ってみたいと思っています。
こちらに関してはまた、順次記事に致しますね。